個人消費の回復が成長を牽引
2024年4月から6月までの実質GDP(国内総生産)は年率で3.1%増加し、2四半期ぶりのプラス成長となりました。
このプラス成長の主要な要因は、個人消費の回復にあります。
消費の全体像と今後の課題
前回のマイナス成長から一転して、今回の期間中には個人消費がおよそ6割を占め、1月から3月に比べて1.0%伸びました。
自動車の生産再開に伴う購入の急回復が全体の個人消費を押し上げる一方で、食料品やサービス消費では伸び悩みが見られます。
内閣府の幹部も、消費マインドは改善傾向にあるが消費そのものはまだ弱いとし、本格的な持ち直しには時間がかかる見通しを示しています。