福島第一原発事故後、避難指示が解除された浪江町津島地区
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示が去年一部で解除された、福島県浪江町の津島地区で、14年ぶりに盆踊りが復活し、地元の人たちが久しぶりのふるさとの夏を楽しみました。
浪江町の津島地区は、原発事故のあと、帰還困難区域に指定され、立ち入りが厳しく制限されてきましたが、先行して除染などが進められた地区の一部では去年3月末に、避難指示が解除されました。
14年ぶりの盆踊りで地元住民が再会と交流を楽しむ
ただ、帰還した人は一部にとどまっていて、住民などで作る実行委員会は、にぎわいを取り戻そうと夏祭りを開きました。
祭りのメインイベントはかつて恒例だった盆踊りで、会場には地区に戻った住民や、避難先から駆けつけた人など、およそ100人が集まりました。
参加した人たちは14年ぶりに復活した盆踊りを通じて、再会や交流を楽しみました。