ハシナ首相辞任後の暫定政権
学生などによる激しい反政府デモが拡大し、ハシナ首相が辞任に追い込まれる事態となったバングラデシュについてです。
今月発足した暫定政権の主要メンバーの1人が、NHKのインタビューに応じ、民主的な制度を整えたうえで選挙を実施する考えを強調しました。
民主的な選挙実施と環境政策の推進
ハサン顧問はこう述べ、民主的な制度を整えたうえで総選挙を実施し、新たな政権に移行させる考えを強調しました。
みずからが担当する環境政策については、デモを主導した若者たちにも直接携わってほしいとしたうえで、国内で深刻化する大気汚染や気候変動への対策を推進していく意欲を示しました。
暫定政権では、最高顧問に選ばれたノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏に加え、学生のリーダーたちも主要メンバーとなり、すでに治安確保や汚職対策などに動きだしていて、今後の取り組みが注目されます。