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与那国島での日米共同訓練: 軍事的な動きと地元の反応

与那国島での日米訓練開始

先月から今月にかけて11日間、九州・沖縄の各地で実施された日米共同訓練で、日米が連携強化をアピールする会見の地に選んだのが与那国島でした。

日本最西端の沖縄県与那国島、国内で最も遅い時間に沈む夕日のおよそ111キロ先に台湾があります。

人口およそ1700人の国境の島は、たびたび日米の軍事的な思惑に翻弄されてきました。

住民の懸念と軍事拡大の現実

戦没者を悼む慰霊の日翌日の強行に全県的な反発がありました。

当時、アメリカ海軍は入港目的を友好親善のためとしていましたが、後に有事を念頭にした軍事的な港湾利用の調査が目的だったことが明らかになっています。

その後、与那国島には自衛隊の駐屯地が開設され、2年前に初めて日米が共同で訓練を行いました。

そして現在、与那国駐屯地には当時の説明になかったミサイル部隊の配備が計画され、今年5月にはアメリカのエマニュエル駐日大使が視察へ。

なし崩し的に訓練や部隊が増えていく現状に住民の有志は疑問の声を上げています。

軍事的な連携を加速させていく大国を前に、小さな島の不安や懸念は置き去りにされています。

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