ブリンケン国務長官、ネタニヤフ首相との会談で新提案発表
パレスチナのガザ地区で続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘を巡り、アメリカのブリンケン国務長官は、停戦に向けた新たな提案をイスラエルのネタニヤフ首相が支持したことを明らかにし、ハマスに対し、直ちに提案に応じるよう求めました。
イスラエルを訪れているブリンケン国務長官は19日、ネタニヤフ首相と会談。
ガザ地区での停戦と人質の解放に向けて、イスラエルとハマスの隔たりを埋めるための新たな提案などについて意見を交わしました。
停戦に向けた協議と各国訪問、人質解放への努力
ブリンケン長官は20日に停戦に向けた協議の仲介国のカタールやエジプトを訪れ、最新の情勢について意見を交わすとともに、ハマスへの働きかけを強めることにしています。
また、ネタニヤフ首相は、アメリカがイスラエルの安全保障の重要性を理解し、人質解放に向けてともに努力していることに深く感謝するとビデオメッセージを投稿しました。
一方、イスラエル軍は19日も攻撃を続けていて、パレスチナのメディアは、北部ガザ市で乗用車が空爆され、4人が死亡したなどと伝えています。
ガザ地区の保健当局は、19日までに4万139人が死亡したと発表しています。