ガザ地区でのポリオ感染拡大の懸念とWHOの対応
パレスチナのガザ地区では、衛生環境が悪化し、ポリオの感染拡大が懸念されています。
WHO・世界保健機関は、ポリオのワクチン接種のため、戦闘を一時停止することがイスラエルとハマスの双方から約束されたとして、来月、ワクチン接種を開始すると発表しました。
64万人の子どもを対象にポリオワクチン接種計画、実現の課題
ガザ地区の子ども64万人以上を対象に、来月1日からポリオのワクチン接種を開始すると発表しました。
まずガザ地区の中部で始まり、その後、南部、そして北部の順番で少なくとも3日間ずつ行われる予定だとしています。
ただ、戦闘の一時停止の時間帯は、午前6時から午後2時、または3時の間ということで、限られた時間にワクチン接種が安全に進められるかが課題となっています。