能登半島地震による液状化被害の発生
能登半島地震で液状化の被害を受けた石川県の一部の地域では、地盤が水平方向に動いて、土地の境界が少なくとも2メートルずれている場所があることが分かりました。
今後、土地の境界を変更する手続きなどが必要になるため、住宅の再建に大きな影響が出ています。
液状化の影響で土地の境界がずれ、住宅再建に支障
石川県かほく市から内灘町にかけての一帯を中心に広がった液状化の被害。
一部で地盤が水平方向にずれ動く側方流動という現象が起きて、場所によっては、少なくとも2メートルずれていることが、関係者への取材で分かりました。
これによって問題となるのが、土地の境界とのずれです。
法務省の通達では、液状化などの場合は境界は動かないとされていて、そのままではトラブルに発展するおそれがあります。
土地の所有者などが話し合って境界を変更する手続きが必要になるため、住宅の再建に大きな影響が出ています。