半導体投資が集中するマレーシアの背景
>>続いてEyes on。
半導体投資に沸く東洋のシリコンバレーです。
>>東南アジアのマレーシアで今、 半導体工場を建設する動きが相次いでいます。
なぜ投資が集中しているのか、その背景を探りました。
多文化共存と中立外交のマレーシアが選ばれる理由
>>私は今、 ペナンの街なかを歩いているんですけれども、 こちらを見るとヨーロッパ風の建物がありまして、その隣には中国 風の建物。
いろんな文化に触れることができ ます。
>>多くの民族や文化が共存し、 外交面でも中立な姿勢が特徴のマレーシア。
半導体を巡る米中間の競争が激しさを増す中、 メーカー各社は両国への輸出を視野に、 マレーシアでの生産拠点の整備に力を入れています。
マレーシア側も空港のそばに埋立地をつくり、 工場の用地として活用してもらうなど、 半導体産業の誘致に積極的です。
半導体関連の研究機関なども設ける予定で、 3年後には工場の稼働を見込んでいるといいます。
>>マレーシアに投資を集中させるメーカーの需要を取り込もうと、 すでに現地に進出している日本企業も動きを加速させています。
半導体作りに必要な装置を手がける京都のメーカーです。
>>複雑な電子回路を樹脂で保護する技術力が強みで、 こうした装置の販売では世界で6割のシェアを持つといいます。
工場の生産能力をおととしまでに3倍に引き上げていて、今後も強 化していく方針です。
>>米中対立が半導体工場の立地にも大きな影響を与えているとい うことのようです。