なぜ被爆者たちは、遠く離れた地を目指したのか
広島や長崎で被爆した人たちは、戦後、食料や仕事を求めるなどして全国各地に移住し、北海道に渡った人は、1000人とも2000人ともいわれています。
なぜ被爆者たちは、遠く離れた地を目指したのか。
北海道被爆者協会の解散と被爆体験の継承
北海道被爆者協会は、メンバーの高齢化が進み、来年3月に解散することが決まっています。
金子廣子さんは協会が解散したあとも、差別を含めた被爆の体験を語り継いでいきたいと考えています。
被爆、健康被害、そしていわれなき差別、二重、三重の苦しみの中で、私たちができることというのは差別の意識をなくすことですよね。
そのためには被爆者の苦難の歴史を知って、繰り返させないという決意をしっかりと受け止める、知らないとまた過ちが起きるかもしれない。
それが何よりも大切なのだというふうに感じました。