貨物列車運行停止による物流影響
貨物列車の車輪に軸を取り付ける作業でデータの改ざんなどの不正を行っていたJR貨物。
きのう、一時的にすべての貨物列車の運行を取りやめ、物流各社の間では、荷物の輸送の遅れなどの影響が出ました。
このうち佐川急便は、現在、預かっている荷物に遅れが生じているとしていて、きのう以降に発送する荷物を含め、代替の輸送手段を検討しているほか、ヤマト運輸は、おとといときのう発送された荷物のうち、関東から九州や北海道宛ての荷物、九州や北海道から関東宛ての荷物で、1日以上の遅れが生じる見込みだとしていて、代替の輸送手段を検討しているということです。
国土交通省の対応と特別保安監査の実施
JR貨物に対して国土交通省は、不正のあった3つの事業所に対し、鉄道事業法に基づく特別保安監査を行い、不正に関する事実関係や、安全管理体制などを調べることにしています。