新潟県での新米出荷と品質評価
売っていなくて困ると各地で指摘されていたコメです。
一大産地の新潟県などで新米の出荷も始まり、
品薄状態の解消が期待されています。
>>スーパーなどへの入荷が始まる一方で、価格が上昇しています。
高いものでは、
去年と比べると1.5倍ほどに値上がりしていて、
今後の動向が気になります。
米どころ、新潟県。
主力品種コシヒカリの収穫が本格化しています。
>>品質はどうでしょうか。
長岡市にあるJAでは、
これまでに検査したうち、
およそ96%が最高評価の1等米でした。
県外に向けた出荷も始まりました。
JA全農新潟県本部は、
コシヒカリの収穫量を平年並みと見込んでいて、
全国的な品薄解消の見通しと価格動向
去年の実績を上回るおよそ13万トンの出荷を予定しています。
一方で、品薄を背景に、
生産者のもとには多くの注文が寄せられています。
個人からの件数は、
去年の同じ時期の実に4倍以上。
>>注文が相次いでいるのは、
通販サイトでも。
生産者から直接買うことができるこのサイト。
先月の販売金額は、去年の同じ月のおよそ12倍でした。
>>全国のスーパーにどれくらいコメが並んでいるか、
民間の調査会社が調べました。
去年の同じ時期との比較です。
近畿や首都圏などでは、
半分近くまで減ったことが分かります。
こうした中で迎えた新米の季節。
専門家は、
コメが入荷するようにはなってきたので、
9月末ごろまでには、多くの店舗で品薄は解消されるのではないか
と話しています。
ただ、
気がかりなのが値上がりです。
>>都内のスーパーです。
こちら、
新米の入荷が始まっているんですが、
その価格は去年の1.5倍ほどになっているということです。
>>5キロ当たりの平均はおよそ3000円。
去年の新米より1000円余り高くなっています。
>>なぜ価格が上がっているのか。
>>その上で、今後、
極端な高値にはならず、
去年より1割くらいの値上がりに収まるのではないかと指摘してい
ます。