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中国の農業農村相の解任と全人代の定年延長の決定

農業農村相 唐仁健氏の解任

中国の全人代・全国人民代表大会の常務委員会はきのう、重大な規律違反などで取り調べを受けていた農業農村相の解任を決めました。

習近平指導部が3期目に入ってから、現職の閣僚が解任されるのは、外相と国防相に続いて3人目で、異例の事態となっています。

中国の全人代・全国人民代表大会の常務委員会はきのう、唐仁健農業農村相の解任を決めるとともに、後任に韓俊氏を任命したと発表しました。

唐氏の解任の理由は明らかにされていませんが、中国共産党で党幹部の汚職摘発などを担う中央規律検査委員会は、ことし5月、重大な規律違反や違法行為を行った疑いで取り調べていると発表していて、事実上の失脚と見られます。

習近平指導部が、おととしの党大会で3期目に入って以降、現職の閣僚が失脚するのは、秦剛前外相と李尚福前国防相に続いて今回で3人目で、異例の事態となっています。

李前国防相の代表職解任と定年延長の発表

また、全人代の常務委員会は、李前国防相の全人代の代表職を解くことも発表しました。

李前国防相を巡っては、去年10月に国防相を解任されたあと、党の規律などに違反して、巨額の賄賂を受け取っていたとして、党籍を剥奪されていました。

けさまでに入っているニュースをAIによる自動音声でお伝えします。

中国の国営テレビは13日、全人代・全国人民代表大会の常務委員会が定年の延長を決めたと伝えました。

定年退職の年齢は、男性はこれまでの60歳から63歳に、女性は事務職が55歳から58歳に、それ以外が50歳から55歳に引き上げられます。

定年の引き上げは来年から15年かけて段階的に行われます。

一方で、景気の先行きが不透明となる中、SNS上では、定年が延びても最後まで雇用される保証はないなどといった不安の声も出ています。

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