新システムの導入と対象空港
外国人の旅行者が、空港での手続きを素早く済ませられるように、国は入管と税関の手続きを一括で行うシステムを、羽田、成田、関西の3つの空港で、今年度中に本格的に導入することを決めました。
このシステムは、入管と税関で別々に行っている顔写真の撮影やパスポートなどの情報の登録を、専用の端末で一括して行うもので、オンラインで必要な情報を事前に入力した人が対象です。
羽田空港での試験運用結果と今後の展開
羽田空港では、ことし初めから試験的に運用されていて、国が利用者およそ1万3000人を対象に調査したところ、飛行機を降りてから入管・税関を通過するまでおよそ2分短縮されるという結果が出たということです。
国は今年度中に成田空港と関西空港に専用の端末を設置し、羽田空港でも台数を増やすなど、本格的に導入することを決めました。