不信任決議案の可決と知事の反応
パワハラの疑いなどで告発された問題ですべての県議会議員から辞職を求められていた兵庫県の斎藤知事。
きょう、不信任決議案が全会一致で可決されました。
辞職するのか、県議会を解散するのか、判断を迫られることになりますが、斎藤知事は今後の対応についてしっかり考えていきたいと述べ、明言しませんでした。
では現場から谷川浩太朗記者です。
過去の不信任決議案の例と斎藤知事の今後
知事に対する不信任決議案が可決されたケースは昭和50年以降、4例あります。
このうち、脱ダム宣言やガラス張りの知事室などを進めた長野県知事の田中康夫氏。
政治手法が独善的だとして議会側が反発し、不信任決議案が出され、可決されました。
田中氏はその後、知事選に再び立候補し、再選しています。
不信任決議案が可決された場合の対応について、斎藤知事はきょうも、県議会解散も排除せずに検討する考えを重ねて示しています。
不信任決議案の可決を受けて、知事が議会を解散したケースはこれまでなく、斎藤知事の対応が最大の焦点となります。