能登地方の大雨による被害とボランティア活動の開始
能登地方を襲った記録的大雨で、被害が相次いでから、きょうで3日です。
現地ではボランティアの活動が始まりました。
また、石川県と輪島市は、能登半島地震の仮設住宅が被害を受けて住めなくなった人や孤立した集落の住民が、集団で県内のほかの自治体に避難できるよう調整を始めました。
石川県輪島市宅田町にある仮設住宅では、142戸ほぼすべてが床上まで浸水しました。
訪れたのは、石川県から派遣された災害ボランティア40人で、家具を外に運び出したり、泥をかき出したりしていきました。
今回の大雨では、地域住民の生活を支えてきたスーパーも大きな被害を受けており、店内は泥にまみれ、商品棚は横倒しになっています。
安否不明者の捜索と避難計画の進展
各地で安否不明者などの捜索が続いています。
土砂崩れで山肌が崩れ、クレーン車の大部分が埋まっています。
安否が分からない女性の捜索や、輪島市で流された住宅の住民の安否確認が行われており、石川県ではこれまでに7人が死亡、2人の行方が分からなくなっています。
県は、孤立した集落の住民が集団で市外に避難したいという声に応じて、約400人が対象となることを想定して、避難先となる宿泊施設を確保する方針です。