横浜市におけるSOSネットワーク活用事例
認知症による行方不明者を早期に保護するための取り組みが進められています。
横浜市営バスでは、昨年、認知症の行方不明者を職員が保護した事例があります。
このケースでは、全国の自治体で導入が進んでいるSOSネットワークが活用されました。
SOSネットワークは、行方不明となった認知症の人を迅速に保護するための仕組みであり、家族はその人の名前や住所、体の特徴などの情報を事前に自治体に登録しておきます。
実際に行方が分からなくなった際には、自治体や警察に通報し、捜索を依頼します。
すると、交通機関や飲食店などに行方不明者の情報が速やかに共有されます。
群馬県高崎市のGPS端末貸し出し制度
また、群馬県高崎市では、認知症を患う人の家族に対し、GPS端末が無償で貸し出されており、これまでに行方不明となった2240人全員が無事に保護されています。
この取り組みにより、認知症かつ行方不明になった方々を地域全体で見守る環境が整えられ、専門家は地域の取り組みを知ることが重要だと話しています。