雇用統計の結果と労働市場の堅調さ
農業分野以外の就業者は前の月より25万4000人増加し、市場予想を大きく上回りました。
労働市場の堅調さが示された形で、市場ではFRB・連邦準備制度理事会が利下げを急がないのではないかとの見方が広がっています。
アメリカ労働省が4日発表した先月の雇用統計によりますと、農業分野以外の就業者の伸びは前の月と比べて25万4000人で、15万人程度の増加を見込んでいた市場予想を大きく上回りました。
失業率は改善し、前の月から0.1ポイント低下して、4.1%でした。
失業率は2か月連続で改善しています。
FRBの利下げ見通しと円相場への影響
今回の堅調な雇用統計を受けて市場ではFRBが利下げを急がないのではないかとの見方が広がっており、円売りドル買いが加速し、円相場は一時、1ドル149円台まで値下がりしました。