ガザにおける戦闘の現状
パレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まってからきょうで1年です。
イスラエルによるガザへの攻撃は続いていて死者は4万1000人を超えたと発表されています。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラは6日、ガザ中部のモスクや学校に攻撃があり少なくとも24人が死亡、93人がけがをしたと伝えました。
ガザ北部の難民キャンプにも攻撃があり子ども9人を含む少なくとも17人が死亡したということです。
イスラエル軍のハレビ参謀総長は戦闘開始から1年に合わせて声明を発表し、我々は立ち止まらない。
敵の能力を破壊し再生できないようにすると強調しました。
悲痛な現実と犠牲者の声
この直前イスラエル軍の攻撃によって自宅にいた家族を失ったムハンマド・クムサンさんは、今年8月に生まれたばかりの双子を亡くしたことについて、心痛を語りました。
彼の悲痛な思いは、避難生活を余儀なくされているガザの人々の現実を象徴しています。
1年経った今なお終わりの見えない戦闘が続く中、ガザではこれまでに4万1870人が犠牲となっており、そのうち子どもは1万1000人を超えているとされます。