石破総理の所信表明演説と代表質問
国会は衆議院本会議で、石破総理大臣の所信表明演説に対する各党の初めての代表質問が行われました。
自民党の政治とカネを巡る問題で、収支報告書への不記載があった議員の一部を公認しない方針について、野党側から甘い対応だなどと指摘が相次いだのに対し、石破総理大臣は引き続き地元の理解が得られているかなどを判断していくと説明しました。
また、石破総理大臣が政治資金収支報告書に収入を記載していなかった議員の一部を公認しない方針を示したことについて、あすは参議院で所信表明演説に対する各党の代表質問が行われます。
さらに、臨時国会の会期末のあさっては、衆議院の解散に先立って、午後1時から石破総理大臣と野党党首による党首討論が行われる予定です。
討論時間は通常の45分から1時間20分に延長することになりました。
党内の反発と各党の公約
石破総理大臣の今回の方針について、党内からは理解を示す意見がある一方で、非公認となる議員がいる旧安倍派を中心に強い反発がありました。
国会内に姿を見せた平沢元復興大臣は、今回の党の判断を重く受け止めながらも、決定プロセスについて理解に苦しむものが多々あると不満を示しました。
立憲民主党や公明党もそれぞれ公約を発表し、政治の信頼回復や企業・団体献金の禁止を打ち出していることが注目されています。