日本人男子児童刺殺事件の影響
日本人の男子児童が男に刺されて亡くなる事件から1カ月が過ぎた中国。
各地の学校では警戒が続いています。
現地の日本人からは身を守るために刃物を握る手袋を買っているなどと不安や怒りの声が上がっています。
今朝、中国北京市内では雨の降る中学校に通う地元の子どもたちの姿がありましたが、その周囲には厳重警戒が取られています。
北京市では現在、小中学校や幼稚園で厳重警戒が取られています。
この措置のきっかけになったとみられるのが、約1カ月前に深センで日本人の男子児童が男に刃物で刺され死亡した事件です。
地元警察は44歳の男を拘束しましたが、日本側は動機など事実の解明を求めているものの、中国側からは詳しい説明は一切なく、日本人を狙った犯行かどうかも明らかにされていません。
親たちの不安と子育ての現状
事件の背景が明らかにされない中、不安と戦いながら中国で子育てをする親たち。
子どもたちの安全を確保しながら成長の場をいかに守るか、日本人社会では手探りの対応が続いています。