福原恵が描く戦う兄弟の物語
ウクライナで戦う兄弟の姿を描いた漫画、福原恵さんが手がけています。
実話を基にしたこの物語は、戦場で兄を亡くした男性が再び前を向いて歩き出そうとするストーリーです。
福原さんは、この漫画を通じて、戦火で生きる子どもたちに希望を届けたいと考えています。
彼女の漫画の日本語版のタイトルは「九転十起」で、ウクライナの首都キーウと何度でも立ち上がるという意味の四字熟語七転八起をかけています。
完成後には翻訳を行い、ウクライナの小学校に無償で提供することを目指しています。
ナザール・グラバーの実体験をもとに
物語の主人公は、実際に戦場で戦ったナザール・グラバーさんがモデルです。
彼は戦争で辛い思いをしている子どもたちに前を向くための希望を見つけてもらいたいと願い、自身の経験を漫画にすることでその思いを世界に届けようとされています。
福原さんは、ナザールさんとのオンラインでの対話を通じて、漫画のリアリティを深めており、彼女はこの作品を通じて、子どもたちに希望と心の支えを提供したいと強く感じています。