新米価格の急上昇とその原因
新米が出回ってきたにもかかわらず、お米の価格が高騰し続けています。
農林水産省によると、9月の新米の取引価格は、去年は60キロあたり1万5000円ほどであったのが、今年は2万2700円とおよそ1.5倍に跳ね上がりました。
この価格は、2006年以降で初めて2万円を超えるという過去最高の記録です。
スーパーの棚にはお米が戻ってきているにもかかわらず、価格が安くならない理由は何なのでしょうか。
今後の価格動向と消費者への影響
米の流通に詳しい宇都宮大学の小川真如助教によれば、今後も従来の価格には戻らない可能性が高く、下がったとしても約10%程度の見込みです。
これは、生産コストの上昇により、物価が上がっていることが大きな要因とされています。
この高騰が続く中で、消費者はただ待っているだけではなく、食材の保存方法などにも気を使いながら、慎重に購入を考えることが重要です。