徴用問題の解決策受け入れの動き
太平洋戦争中の徴用を巡る問題で、韓国政府が示した解決策の受け入れを拒否してきた当事者の1人が解決策を受け入れて支払いを受け取ったことが分かりました。
一方、2018年に韓国の最高裁判所で判決が確定した原告のうち残る2人の遺族は現在も支払いを受け取っていません。
徴用を巡る問題では2018年に韓国の最高裁判所で日本企業に賠償を命じる判決が確定し、韓国政府は傘下の財団が日本企業にかわって原告らに支払いを行う解決策を去年3月に示しました。
判決が確定した15人の原告などのうち4人の当事者や遺族は解決策を拒否してきました。
しかし先週、原告の1人のヤン・クムドクさんが解決策を受け入れて政府傘下の財団から支払いを受け取ったことが明らかになりました。
残る遺族の支払い問題
さらに関係者によりますとイ・チュンシクさんもきょう財団から支払いを受け取ったということで、生存する当事者2人がいずれも政府の解決策を受け入れました。
一方で残る2人の遺族は現在も支払いを受け取っていないということです。