ウクライナ情勢の東アジアへの影響
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに北朝鮮が部隊を派遣するなど、ウクライナ情勢が東アジア情勢にも影響を及ぼしかねない事態を踏まえ、秋葉国家安全保障局長があす、中国の王毅外相と会談し、対応を協議することが分かりました。
関係者によりますと、秋葉国家安全保障局長はきょう、北京に向かい、あす、中国の王毅外相と会談することになりました。
北朝鮮の部隊のロシアへの派遣で、ウクライナ情勢が東アジア情勢にも影響を及ぼしかねない事態を踏まえ、対応を協議するということです。
日中間の意見交換の重要性
北朝鮮の部隊のロシアへの派遣を巡っては、中国外務省の報道官がおととい、両国の関係について干渉しない姿勢を示しています。
一方で、外交筋によりますと、中国は、北朝鮮とロシアが軍事的な結び付きを深める現状に、不満を抱いているという見方もあることから、日中間で意見を交わすことが重要だと判断したということです。
このため、北朝鮮を巡る情勢で、日中両国がどのような認識を共有できるのかが焦点となります。