長野県における古文書の保存活動
失われていく古文書、一体、どうすればいいのか、その手がかりを求めて、ここ、長野にやって来ました。
村井准教授の紹介を受けて向かったのは、長野県立歴史館です。
学芸員の村石さんに案内されたのは、古文書の書庫。
村石さんは、管理に困っている人に寄贈を呼びかけるなど、古文書の保存活動に力を入れてきました。
長年、蔵などに保管されてきたものが、価値が分からずに廃棄されてしまうことも近年では少なくないといいます。
これはもったいない。
こちらの古文書は、間一髪で救い出せたものだといいます。
地域の歴史を未来へとつなげる
古文書を託す側と、受け入れる側と、思いが双方重なって貴重な歴史がつながったわけですね。
つながったんですね。
取材した村井准教授は処分してしまう前に、地元の自治体の教育委員会や博物館、文書館にまずは相談してほしいと話していました。
自分の地域に埋もれた歴史というのはよみがえらせることができれば、地域の将来を輝かせる宝になるかもしれませんよね。
消えゆく前にみんなで手だてを一緒に考える機会が増えればというふうに考えました。