人手不足と賃金上昇の現状
人手不足で多くの企業が中途採用を強化していることを背景に、賃金が上昇しています。
リクルートによりますと、ことし7月から9月までに自社の転職支援サービスを使った人たちの転職の前とあとの年収を比べたところ、全体の36.1%が1割以上増え、統計のある2002年以降で最も高くなりました。
また、人材サービス会社、パーソルキャリアの調査では、ことし4月から9月までに自社のサービスを使って転職したあとの平均年収は、20代で転職前より18万円、30代では6万円それぞれ増えました。
年代別の賃金動向
一方、40代では10万円減っていますが、いずれの年代でも高水準の年収を提示される人の割合は増えていて、即戦力の人材を中心に賃金が上昇する傾向が見られます。