ウクライナ侵攻1000日目の状況
ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めて19日で1000日となります。
侵攻が長期化する中、アメリカのバイデン大統領がウクライナに対し、ロシア領内への攻撃に、アメリカが供与した射程の長いミサイルの使用を許可したと報じられ、ロシア側は反発しています。
ロシアによる軍事侵攻が始まってから19日で1000日となるのを前に、ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、ロシア軍が掌握を狙って攻勢を強める、東部ドネツク州のポクロウシクとハルキウ州のクピヤンシクを相次いで訪問し、兵士を激励しました。
ロシアの反発と緊張の高まり
これに対し、ロシア大統領府のペスコフ報道官は18日、本当にそのような決定がなされ、ウクライナ側に伝えられたのならば、新たな緊張の段階に入ることになると述べ、反発しました。
ロシアのプーチン大統領はことし9月、欧米が射程の長い兵器の使用を認めれば、NATO・北大西洋条約機構の国々がロシアと戦うことを意味し、紛争の本質を変えると発言しており、報道官の発言は、欧米を強くけん制するロシアの立場を改めて強調した形です。