G20首脳声明における気候変動への取り組み
ブラジルで開かれているG20=主要20か国の首脳会議で、首脳宣言が公表され、気候変動を巡りアメリカのトランプ次期大統領をけん制するような文言が盛り込まれました。
G20会議の初日に公表された首脳宣言では、中東情勢をめぐりガザでの人道状況に深い懸念を示したほか、ウクライナ問題では人的被害や食料安全保障などへの悪影響を強調しました。
また、気候変動をめぐっては国際ルールのパリ協定の目標を達成するため、結束して努力し続ける決意を再確認すると強調しました。
トランプ氏への警告と各国の足並みの乱れ
トランプ氏の大統領就任を前に、主要国の首脳がくぎを刺した格好です。
一方、関係者によりますとトランプ氏のファンと公言するアルゼンチンのミレイ大統領がジェンダーなど宣言の一部から離脱したということで、足並みの乱れも生じています。