基礎年金のマクロ経済スライド見直しの概要
厚生労働省がきょう、将来的に基礎年金を底上げするための案を示しました。
見直されるのが、マクロ経済スライドと呼ばれる仕組みです。
物価や賃金の上昇率よりも、年金の給付水準を低く抑えるこの仕組みですが、どう見直されようとしているんでしょうか。
2015年度に初めて発動されたマクロ経済スライド。
厚生労働省が社会保障審議会の部会で示した案によりますと、基礎年金では一定の経済状況を前提に、2057年度までと見込まれる抑制を続ける期間を2036年度までに短縮するとしています。
年金制度改正案の今後の展望
厚生労働省は、年内にも最終的な年金制度改正案をまとめ、来年の通常国会に法案を提出したい考えです。