農林水産業の厳しい現状
農林水産業は現在、重大な課題に直面しており、農家戸数は180万経営体から88万経営体に半減し、食料自給率は41%から38%に減少しています。
特に、農水省の報告によれば、国が安定供給を目指すニンジンやほうれん草などの指定野菜のうち、10品目が今年、統計開始以来最小の作付け面積になりました。
高齢化や労働力不足も影響を及ぼしており、人口減少にもかかわらず食料産業の生産基盤を強化する必要性が高まっています。
生産者の不安と需給バランスの課題
さらに、食料供給困難事態対策法が成立し、国が生産者に対し増産や作る作物の変更を指示できるようになりましたが、農家からは不信感や生産意欲の低下が指摘されています。
また、バターの追加輸入など、需給バランスの問題も含め、国内の一次産業の発展と輸出の拡大が急務とされています。
日本の農作物は海外で人気があり、特に安心安全な製品が求められています。