お米の供給不足と政府の認識
ことしはあちこちでお米が買えない異常事態が発生しました。
お米の価格高騰や特定の銘柄が手に入らないことなどは、ことし初めごろから米農家や卸などですでに認識をされていました。
それにもかかわらず、結果的に混乱を招いたことは、政府の見通しの甘さがあったのではないかという点をまず指摘します。
所信表明演説では、この夏、店頭から米が一時消えたことは記憶に新しいところですと、どこか他人事のような表現でした。
ことしの夏にお米が手に入らなくなった原因を総理はどう分析されていますか。
価格高騰と消費者の懸念
現在、お米は流通しているものの、価格は高いままです。
消費者からすると、少しでも値上げは避けたいものですが、長い間米価が安く、農家が苦しめられてきたのも事実です。
消費者と農家の双方が納得する適正な価格形成は簡単ではありません。