非常戒厳の宣言とその影響
韓国のユン・ソンニョル大統領がきのう政党の活動などを制限する非常戒厳を宣言しました。
宣言はその後解除されましたが、野党が大統領の弾劾手続きに入る方針を示すなど混乱が広がっています。
宣言の解除を求める決議案が国会で可決された後、ユン大統領は未明に戒厳を解除しましたが、野党と市民の反発は強まっています。
特に、一部の労働組合はユン大統領の退陣を求める一斉ストライキを行うと宣言しており、非常戒厳の宣言を「国家の恥」とする声が多く上がっています。
政治的混乱と市民の反発
このような政治的な混乱は、韓国における民主主義の歴史と深く結びついており、軍が国会に突入するという事態に多くの市民が拒否反応を示しています。
国の安定と民主的な手続きを求める声が高まる中、労働組合や市民団体の動きが今後の政局にどのような影響を与えるか注視されます。