米の供給状況と消費者の慌てた行動
農林水産大臣は、米の供給量について説明し、令和4年産米が670万トン、令和5年産米が661万トンと十分な供給があったにもかかわらず、物価が高騰している背景には消費者の慌てた行動が影響していると指摘しました。
特に、南海トラフ地震の臨時情報発表後、消費者が生活防衛のためにスーパーに駆け込み、米の購買量が急増した結果、店頭から米が消える事態が生じたとしています。
これにより、スーパーや卸売業者は供給を即座に行うことが難しく、価格上昇につながったと説明しました。
消費者への情報提供の重要性
さらに、大臣は、米は約1か月が美味しく食べられる期間であり、消費者への情報提供が不足していたことを反省点として挙げました。
在庫は十分にあるため、消費者には慌てず必要に応じた行動を促す必要があるとの見解を示し、今後の情報発信の重要性を強調しました。