核保有国で伝える被爆体験
阿部さんは核保有国で被爆者が証言する世界平和巡礼に参加し、アメリカを訪れた際には原爆被害の実態が十分に伝わっていないと感じ、そのことを市民に伝えました。
長年にわたり自身の体験をもとに、国内外の若い世代に原爆がもたらす苦しみを証言し続けてきた阿部さんは、理解も支援もないころから積み重ねてきた活動がノーベル平和賞の受賞につながったと考えています。
未来への願いと私たちの役割
今、核の脅威が高まる中で、阿部さんの言葉がどれだけ貴重であるかを実感し、未来に向けて不幸な者を再び作らないようにするための願いを実現しなければならないと思います。
被爆国に暮らす私たちに向けて投げかけられた強いメッセージを胸に、私たちもその声をしっかりと受け止める必要があります。