シリアの政権崩壊と反政府勢力の攻勢
中東情勢はさらに複雑化しています。
市民を力で押さえ続けたシリアのアサド政権が崩壊しました。
先月下旬以降、攻勢を強めた反政府勢力は8日、首都ダマスカスを制圧しました。
今後、平和的な政権移譲はできるのか。
その行方は、周辺国や大国の思惑が絡み、見通せない状況です。
ロシアの影響とシリアの今後
アサド政権が短期間で崩壊した背景について専門家は、今後、シリアの行方に大きく絡んでくるのが、周辺国や大国の思惑です。
アサド政権を支援してきたロシア。
シリア国内にはロシア海軍と空軍の基地があり、軍事的な拠点でもあっただけに政権の崩壊は大きな痛手となります。