捜査の進展とユン大統領の立場
韓国での非常戒厳を巡って、警察はきょう、大統領府などの捜索に着手したと発表し、捜査の動きが次々と出てきています。
韓国メディアによりますと、大統領府の捜索令状に容疑者として明記されているのは、ユン・ソンニョル大統領その人です。
警察はきょう、警察庁や国会警備隊などの捜索にも着手したと発表したほか、警察庁長官やソウルの警察トップを内乱の疑いで拘束。
検察もユン大統領に非常戒厳を進言したとされるキム・ヨンヒョン前国防相を昨夜、内乱などの疑いで逮捕しています。
国会での弾劾議案提出の動き
国会では、その一方で最大野党があす再び、ユン大統領の弾劾を求める議案を提出する構えです。
採決は14日に行いたいとしています。
前回は与党議員のほとんどが投票に参加せず廃案となりましたが、今回は賛成票を投じると明らかにする議員も出ています。
可決には与党から少なくとも8人の賛成が必要な中、これまでに5人が賛成する考えを示しているということで、与党議員の動向が引き続き焦点です。