地方における介護者の移動手段の課題
看護に関して、特に地方では移動手段の課題が深刻化しています。
都市部では自転車等の移動手段が利用できますが、地方ではほぼ車を使用しなければならないため、移動時間や距離がかかり、コストが上昇しています。
具体的には、ガソリン代やスタッドレスタイヤ代、そのほかの維持費が増加しており、訪問介護を行う介護者にとって非常に厳しい状況です。
厚生労働大臣に対して移動時間が報酬に含まれているか質問があり、これに対して介護報酬は移動も含めたサービス費用を考慮して設定されているとの回答がありましたが、地方の特有の課題に対する配慮が必要です。
地域判断での解決策と公共交通の重要性
また、総理は地方における特有の課題に対して迅速に国の制度を変えなくとも、地域の判断で解決策を見出していく仕組みを充実させる考えを示しました。
介護福祉分野における国の政策の見直しが求められる中で、誰でも利用しやすい公共交通の整備やバリアフリー対策も併せて進めることが、安心して地域で暮らせる社会を実現するために重要です。