放火事件の概要と兄の思い
大阪北新地の心療内科 クリニックが放火され26人が亡くなった事件が、今月17日で3年を迎えます。
伸子さん(47歳)は兄、西澤弘太郎さんをこの事件で失いました。
兄は多くの人の心の支えとなる院長として、心の不調に向き合うために診療を行っていました。
放火事件が起きたのは繁華街にあるビルの4階で、突然の火災でスタッフや患者、院長を含む26人の命が奪われました。
兄は元々内科医であり、12年前に実家の隣に心療内科を開業しました。
交流会を通じての心の支え
今年の6月、伸子さんは初めてクリニックの患者らを招いて交流会を開きました。
彼女は、自分が話を聞くことで日々の悩みが少しでも軽くなればと考え、兄の話を通じて他者の心の支えになりたいと強く思うようになりました。