貸金庫からの盗難事件の概要
三菱UFJ銀行の行員が支店の貸金庫から十数億円相当の金品を盗み取っていた問題に関し、行員が管理責任者としての地位を利用し、無断で貸金庫を開けて金品を盗んでいたことが明らかになりました。
銀行の半沢淳一頭取は、貸金庫の鍵の管理体制に不備があったことを認め、記者会見で陳謝しました。
被害に遭った顧客は少なくともおよそ60人に上り、被害額は時価にして十数億円に達しています。
銀行としては、貸金庫の安全管理を優先事項と位置付け、再発防止策を講じる必要があります。
再発防止策と信頼回復への取り組み
銀行は、今後の鍵の管理方法について見直しを行い、予備鍵を本部で一括管理することで不正防止に努めるとしています。
この件に関して、金融庁は三菱UFJ銀行に対して報告徴求命令を出し、原因や再発防止策に関する報告を求めています。
行員による不正が発覚したことで、顧客の信頼回復が急務となっています。