非常戒厳宣言を巡る捜査の進展
韓国のユン・ソンニョル大統領が宣言した非常戒厳を巡り、捜査機関は関与した軍の幹部への捜査を進めていて、警察などの合同捜査本部は新たにきのう、軍の情報司令官を拘束しました。
捜査が進む中で、今月3日の非常戒厳の宣言に至る経緯も明らかになってきています。
ユン大統領の会議欠席と捜査への影響
ユン大統領は先月中旬に、南米ペルーで開催されたAPEC・アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席しましたが、この司令官の供述によれば、ユン大統領はAPECの首脳会議を欠席して非常戒厳を宣言する案も前国防相と話し合っていたということです。
こうした供述が、ユン大統領への捜査にも影響してくると見られています。