SUBARUにおける労働環境の改善
自動車メーカー、SUBARUがことし10月に稼働した部品工場では、工場で女性やシニア層が働きやすい環境を作ろうとしています。
人への負荷を下げるためにはどのようにしたらよいのかを考え、これまで人が持ち上げて生産ラインに投入していた10キロ以上ある部品に関して、今ではすべて機械が行うようにしています。
重さが13キロある発電機を収納するケースを人が1日100回以上持ち運ぶ必要がありましたが、これをロボットが行うことで、体への負担を軽くし、工場内での働く女性の従業員の割合を今の5%から来年度には20%まで引き上げたいとしています。
ダイハツ工業の作業環境への工夫
また、ダイハツ工業の工場では、車体内部に部品を取り付ける工程に可動式のいすを導入し、座ったまま作業ができる環境を整えています。
働き手の確保が課題となる中、こうした取り組みが女性やシニア層の採用を増やすための一助となっています。