爆発の発生と調査結果
先月、燃焼試験中に爆発が起きましたが、原因の究明を進めているJAXA・宇宙航空研究開発機構は、爆発は燃料を燃やす容器の後方の部分で発生したという判断を示しました。
固体燃料式の小型ロケット、イプシロンSを巡っては、去年7月、秋田県で行われた燃焼試験で爆発が発生。
JAXAでは対策を取ったうえで、先月、鹿児島県の種子島宇宙センターで再び試験に臨みましたが、開始49秒後に爆発しました。
JAXAはきょう、都内で会見を開き、これまでの調査の状況を説明しました。
試験のデータを詳細に解析した結果、燃焼開始の17秒後から、燃料を燃やす容器内の圧力が予測より徐々に高くなり、およそ49秒後に、容器の後方の部分から燃焼ガスが漏れ出し、その直後に容器が後方の部分で爆発が発生したと判断したとしてい
今後の対策と原因究明の進捗
ます。
その上で、爆発原因の絞り込みを進めるため、容器の設計の妥当性の確認や、製造・検査データの評価、追加の試験などを行い、来年2月ごろを目標に、原因調査の進捗について報告を行うとしています。