インフルエンザ患者の急増と警報レベル
年末年始の時期を迎え、心配なのが今月に入って急増しているインフルエンザの患者。
国立感染症研究所などによりますと、今月22日までの1週間に報告された患者数は、1医療機関当たり42.66人。
この時期としては過去10年で最も多くなっています。
また、データを基に推計されるこの1週間の全国の患者数は、およそ167万4000人に上っています。
都道府県別に見ても、すべての都道府県で前の週から増加。
最も多い大分県では、1医療機関当たり82.64人です。
赤色で示した36の都道府県で、警報レベルを超えています。
体調確認と感染対策の重要性
出発前には体温を確認するほか、せきやのどの痛みという症状がないかなど、事前の体調確認が必要だと指摘します。
手洗いやうがいといった基本的な感染対策も有効だということです。
事前の準備として、市販のかぜ薬やお薬手帳などを用意したり、自分が訪れる先で、年末年始に診療している医療機関を確認したりすることも必要だといいます。
もし発症した場合、ある程度、自分で動けるならば、常備薬を服用して、1日様子を見てもよいとしたうえで。