冬木透さんの音楽キャリアとウルトラシリーズへの貢献
テレビの人気特撮シリーズ、ウルトラセブンや帰ってきたウルトラマンの音楽を手がけた作曲家の冬木透さんが今月26日に亡くなりました。
89歳でした。
冬木透さんは旧満州の出身で戦後、日本に引き揚げたあと本格的に音楽を学びました。
1956年、現在のTBSの前身であるラジオ東京に入社し音響効果の仕事を手がける一方でテレビドラマ、鞍馬天狗で作曲家としてデビューしました。
その後、作曲家としての活動に専念しウルトラセブンの主題歌、ウルトラセブンの歌や帰ってきたウルトラマンの地球防衛チームのテーマ音楽、通称ワンダバなど円谷プロ作品の劇中の音楽を数多く手がけウルトラ音楽の父と呼ばれました。
多様な音楽作品と遺族の発表
また1974年度のNHKの連続テレビ小説、鳩子の海のテーマ音楽を担当するなど多くのテレビや映画音楽に携わったほか本名の蒔田尚昊の名義で合唱曲なども多数発表しました。
遺族によりますと今月26日に都内で誤えん性肺炎のため亡くなったということです。
89歳でした。