地震の発生と初期対応
昨夜、宮崎県で震度5弱を観測した地震ではさまざまな情報が発表されました。
気象庁は、当初、津波の心配はないとしましたが、直後に津波注意報を発表。
また、南海トラフ地震との関連を調べましたが、巨大地震が起きる可能性が平常時と比べて相対的に高まったとは考えられないなどとして、調査の終了を発表しました。
こうした動き、背景には地震の規模を示すマグニチュードの更新がありました。
マグニチュードの修正と専門家の評価
当初は6.4と推定されましたが、7分後に6.9に引き上げられました。
差は0.5ですが、規模は6倍近い開きになります。
これにより、南海トラフ地震との関連を調べる基準の6.8を上回り、気象庁は専門家による評価検討会を開きました。
この会議でマグニチュードは6.7に修正され、巨大地震への注意を呼びかける基準には達していないと評価されました。