貸金庫からの金塊盗難事件
貸金庫から顧客の金塊を盗んだとして、三菱UFJ銀行の元行員がきのう、警視庁に逮捕されました。
被害額は現金や金塊で17億円以上に上ると見られています。
長年、貸金庫を利用し、被害を受けた男性は、容疑者と見られる行員から経験したことのない対応を受けていました。
三菱UFJ銀行練馬支店の貸金庫を利用している男性は、去年11月、銀行から連絡があり確認したところ、保管していたはずの現金千数百万円などがなくなっていました。
盗難手口と供述内容
金塊を無断で開ける際に使ったのは、顧客が金庫の鍵をなくしてしまった場合に備え利用者と銀行側の管理者の割り印を押した封筒に入れ管理していたスペアキー。
銀行や捜査関係者によりますと、金品を盗んだあと、スペアキーを封筒に戻し、再度、のり付けするなどしていたということです。
調べに対し、あとでチェックされると思い、封を剥がすときにも丁寧にやっていたという趣旨の供述をしているということです。