停戦合意と市民の反応
停戦の発表に沸く人々。
そして人質解放を訴え続ける家族。
中東情勢はようやく混迷から一歩を踏み出しました。
おととし10月の戦闘開始から1年3か月余り。
イスラエルとイスラム組織ハマスがガザ地区での6週間の停戦と人質の解放で合意しました。
では発表から一夜明けた現地から中継で伝えてもらいます。
こちらはエルサレム市内で、停戦と人質の解放を求める集会が毎週のように行われてきた場所です。
合意の発表を受けて、イスラエルの市民からは、まずは安どの声が聞かれました。
ただ、最初の6週間の停戦で33人の人質が確実に解放されるのか、その後も停戦が続き、残りの60人余りの人質全員の解放が実現できるか不安は残っていて、まだ手放しでは喜ぶことができないというのも本音なんです。
一方のガザ地区ですが、合意が発表された昨夜は、喜びの声が多かったものの、一夜明けて、住民に話を聞くと、イスラエル軍は攻撃の手を緩めておらず、停戦が長続きしないのではないかと懸念する声も聞かれました。
1年3か月以上にわたる戦闘を終結させてほしい。
ガザの人たちの切なる願いは停戦合意の着実な履行にかかっています。
不安と期待が交錯する現状
ガザ地区での停戦合意が結ばれたことで、双方の市民には安堵の声が聞かれる一方、依然として多くの不安が残っています。
イスラエルでは人質の解放が確実に行われるかどうか、ガザ地区身も空爆が続いて大きな懸念を抱かせています。
中東地域の長期的な安定を願う中で、停戦合意が持続可能な形で実施されることが期待されています。