夫婦による家族殺害の計画
有害な化学物質を摂取させて4歳の娘や両親など親族4人を殺害したとして夫婦が逮捕された事件で、警視庁は3人分の死亡保険金合わせておよそ2600万円をだまし取ったとして夫婦を再逮捕しました。
再逮捕されたのは元会社役員、細谷健一容疑者と妻の細谷志保容疑者です。
2人は有害な化学物質、エチレングリコールを摂取させ、おととし3月に次女の美輝ちゃん、2018年1月に母親の八惠子さん、同じ年の4月に健一容疑者の姉の細谷美奈子さん、6月に父親の勇さんをそれぞれ殺害したとされています。
保険金詐欺の発覚とその背景
その後の調べで親族3人が病死したとする診断書などを保険会社に提出し、死亡保険金合わせておよそ2600万円を受け取っていたことが分かり、警視庁はきょう、保険金をだまし取ったとして詐欺の疑いで再逮捕しました。
警視庁は会社の経営権や相続のほか、親族間の人間関係を巡ってトラブルがあったと見て、詳しいいきさつを調べています。
認否は明らかにしていません。