井上雅文さんの尽力と家族の決意
井上雅文さんは、神戸市消防局のレスキュー隊として最前線で人命救助に尽力していました。
200年前、神戸で発生した地震の直後、彼は家族の無事を確認すると、すぐに職場へ向かい、1週間ほど帰ってくることがありませんでした。
その間、彼は消火活動に従事し、厳しい状況と葛藤を抱えながらも、多くの人々を助けるために尽力していました。
雅文さんの影響を受けた子どもたち、奈緒さんと依理さんも消防士の道を選び、それぞれ神戸市消防局や加古川市消防局で活動しています。
志を継ぐ娘たちの活動
現在、奈緒さんは父の志を継ぎ、消防士としての使命を全うしています。
父が抱いた悔しさを胸に、奈緒さんは東日本大震災や熊本地震などの被災地でも活躍しており、妹の依理さんもその影響を受けて消防士として日々の任務に邁進しています。
彼女たちの姿勢は、父が教えてくれた信念を受け継いでおり、後の世代にもその思いを伝えつつ、より良い防災教育に繋げていこうとしています。