トランプ大統領の就任演説と関税への言及
アメリカの第47代大統領に、共和党のドナルド・トランプ氏が就任しました。
就任演説でトランプ新大統領はアメリカの黄金時代が今から始まると述べ、バイデン政権の政策から大幅に転換し、不法移民対策の強化や、化石燃料を増産する姿勢を強調し、アメリカを再び偉大にすると決意を訴えました。
初めは、トランプ新大統領の就任演説について、関税に注目して見ていきます。
トランプ大統領は、直ちに貿易制度の見直しに着手すると述べた上で、関税を課すと話しましたが、対象国や税率については言及がありませんでした。
新たな関税の導入見送りと調査指示
アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは、トランプ氏が新たな関税を初日に課すことは見送り、メキシコと中国、カナダなどを対象に、貿易赤字や不公正な貿易慣行、通貨政策について調査するよう指示したと伝えています。
これはひとまずのポジティブサプライズといえるかもしれません。